コラム

目からウロコ?鼻から牛乳? 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔

70「ブルートゥース、その命名の由来は?」
ブルートゥースとは、スマホ、パソコン、マウス、キーボードなど機器間での無線データ通信をするための規格の名称です。特筆すべきは、それまでの規格の違いを統一して無線データ通信をできるようにした「統一規格」であること。そこで素朴な疑問が生じます。なぜ「ブルートゥース(青い歯)」という名称なのでしょう?
名付け親はスウェーデンの技術者で、その命名は、10世紀にノルウェーとデンマークを無血統合したヴァイキング人のデンマーク王、ハロルド・ ブロタン・ゴームソンに由来するそうです。この王は「ブルートゥース(青歯王)」と呼ばれ、「乱立する無線通信規格をブロタン王のように統合したい」との思いが込められているのだとか。
エペソ人への手紙の2章によれば、イエス様は、二つのものを一つにされました。約束の契約から除外されていた異邦人と契約の民イスラエルをひとつにし、神様とも和解させてくださいました。これはまさに「聖なる統一規格」。しかし、それは「無血統合」ではなく、「流血統合」でした。十字架上で流された血によって、隔ての壁が取り除かれたからです。ハロルド王が「ブルートゥース王」なら、イエス・キリストという王は「レッドクロス王」でしょう。ブルートゥースを見かけたら、エペソ2章が記す「聖なる統一規格」を思い出したいですね。

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