コラム
目からウロコ?鼻から牛乳? 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔
63「失われたゾウガメの懸賞金が50万円なら・・・」
先々月の8月1日のこと、岡山県玉野市の渋川動物公園でゾウガメの「アブー」が脱走し、行方不明になりました。園は14日になり、発見者に懸賞金50万円を支払うことを公表します。これが功を奏して、懸賞金の知らせを受けて探しに来ていた岡山市の親子により、アブーは16日に近くの山中で発見されます。無事に園に戻ったアブーとの再会に、涙を浮かべて喜んだスタッフもいたとのこと。
よく考えてみれば、このゾウガメは他人事ではありませんね。イエス様は「人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです」(ルカ19:10)とご自身の使命を宣言されました。失われたゾウガメを捜して救うために、動物園が支払った代価は50万円でした。それでは、失われた私たちを捜して救うため神様が支払われた代価はいくらだったのでしょう?
その莫大な代価の故に、自らの救いの恵みの大きさを思い、心から感謝しましょう。自分がどれほど、神様の目に高価で尊いかを確認しましょう。一人の魂が、神様のもとに立ち返る時、そこに起こる天での喜びの大きさを想像しましょう。園に戻って愛を受けて過ごすアブーの姿には、自らを重ねずにはいられません。