コラム
目からウロコ?鼻から牛乳? 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔
62「意外な命名の由来」
企業名の由来には意外なものがあります。世界最大手のタイヤメーカー「ブリヂストン」もその一つ。「車体を支えるタイヤ」を「橋を支える石材」にたとえたのではなく、創業者の石橋正二郎氏が、「石橋」を英語に直訳して命名したそうです。世界的なカメラメーカー「キャノン」も、創業者の観音信仰に由来するのだとか。世界進出にあたって、「正典」「規範」「標準」を意味する「キャノン」と表記するようになったとのこと。
日本が誇る世界的ブランド名同様、「クリスチャン(キリスト者)」の由来も意外です。使徒の働き11章26節によれば、「クリスチャン」と名付けたのは、アンテオケの未信者たちでした。自分たちでなく、教会外の人がそう呼んだのです。それまでのクリスチャンのことを、使徒の働きは「弟子たち」と表記しています。
先輩クリスチャンたちの証しによって、日本社会でも「クリスチャン」は、ある意味、信頼のブランドとなっています。「クリスチャン」という呼び名の本質は「キリストの弟子」です。きっとアンテオケでも、キリストに従う弟子としての歩みがあったからこそ、教会外でそう呼ばれたのでしょう。クリスチャンであるならば、日本社会でも、キリストの弟子らしく主に従う歩みを通して、信頼のブランドを保ち、主を証したいですね。