コラム
48 目からウロコ?鼻から牛乳? 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔
「オオカミ少年とワシントンの桜」
カナダの研究機関が興味深い実験をしました。幼児たちを二組に分けて、一方には、イソップ物語の「オカミ少年」の話をします。もう片方には、父親の大切な桜の木を切ったことを正直に告げた「ワシントンの桜」の話をします。その後、どちらがより嘘をつかなくなるかを調査したそうです。皆さんは、どちらの話がより効果があったと思いますか?
軍配は、「ワシントンの桜」に上がりました。主人公をワシントン大統領でなく、一般の少年にしても、結果は同じだったそうです。この研究機関は、子どもには、罰や恐怖があると、かえってその行為をしたくなる心理傾向があり、子どもが嘘をつく大きな理由の一つは、親を悲しませたくない思いであると結論づけました。
子どもを自分に、親を神様に置き換えても同じではないでしょうか?罪は悲しまれても、罪を正直に認めて悔い改めることをお喜びになる天のお父様を覚えたいものです。神様のこの真実さに立って、神様も自分自身も偽ることのない正直な歩みをしたいものです。