コラム

44 目からウロコ?鼻から牛乳? 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔

「薹(とう)が立つ」の「薹」って?

花屋さんに勤めるクリスチャンから教えていただいた豆知識です。「薹(とう)が立つ」という言葉がありますが、「薹」とは「花径」と呼ばれ、野菜の真ん中らから伸びる茎で、先に花が咲くのだそうです。薹が立った野菜が食べごろを過ぎてしまうことから、「薹が立つ」とは、「全盛期を過ぎた」という意味で人間に対しても使われます。

男女とも、年齢を重ねれば、外見や体力は全盛期が過ぎます。しかし、薹が立ち、その先に花が咲き、やがて実を結ぶのです。肉体の衰えは残念ですが、人生の開花と結実を妨げるものではありません。むしろ、「薹が立つ」ことは、開花と結実の前段階なのです。

聖書にも「たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」(Ⅱコリ4:16)とあります。これは、キリストにある復活の希望と結びついた「勇気のみことば」です。イースターを迎える3月こそ、「薹が立った」ことを残念がるのでなく、復活の希望の故に、いよいよ開花と結実に向かって歩んでゆきましょう。

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