コラム
目からウロコ?鼻から牛乳? 35 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔
「経営権、神に譲れば、黒字転換」
数年前のこと、開園以来18年連続で赤字だった大型テーマパーク「ハウステンボス」が大手旅行会社に売却されると、わずか半年で約3億円の黒字に転換しました。短期間で劇的に経営状態を好転させた経営者の手腕は大きな賞賛を受けました。
ダビデは、人生の経営権を自分自身から、主なる神様に譲る幸いを詩編23篇でこう宣言しています。「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。」この言葉の背景には、羊のように弱く愚かで累積赤字を生み出すような自分が、神様を経営者とする中で、人生が黒字転換していった実体験があるのでしょう。
自営で人生を歩みむなら、そこにあるのは、悲しみ、失望、不平不満、自己憐憫などの累積赤字ばかり。しかし、神様に経営権を譲るなら、累積赤字は喜び、感謝、平安などの黒字に転換されてゆきます。ハウステンボスの再生には「あなたの人生の経営者は誰ですか?」「誰を経営者とするのが、豊かな歩みでしょうか?」と問いかけられる気がしますね。