コラム
日本福音キリスト教会連合 久居聖書教会 牧師 池田多久造
私は、1948年生まれの67才です。21才で主を信じましたが、その頃よりも現在のほうが世の人々のキリスト教認知度が落ちてきていると思わされるような事に昨年たて続けに出会いました。私なりにショックを受けています。
例えば、昨年県庁の宗教法人担当者、40代後半から50代はじめと思われる方に、法人規則変更の件でお世話になる機会がありましたが、キリスト教会が毎週日曜日に礼拝をささげている事を知らないようでした。これには私のほうがショックを受けました。
また、地方法務局に法人規則の変更の登記に行ったのですが、「協会」と間違われました。担当者が若い方かと思って思わず顔を上げて見ましたら、中年男性の方でした。小さい声で訂正を求めましたら「ハッ」と気付かれて、申し訳なさそうでした。
車の事故処理で警察に行きました。職業を尋ねられて「キリスト教会牧師」と答えましたら、「協会牧師」と書かれました。こちらはまだ20代と思われる若い警察官でした。
そういえば、県庁の若い職員の方も「久居聖書協会」で書類を作成し送ってこられました。
現在の若い人々には、キリスト教会はほとんど認知されていないのではないかと思わされました。
「教会」が、「協会」と間違われたくらいで判断するのは早計過ぎると言われかねませんが、しかし、ショックでした。
主の教会は、永遠のいのちというすばらしい宝を持っています。
この世の何ものにも換えられないものです。
このよきすばらしいものをどうしたら世の人々に知ってもらえるのでしょうか。このために各個教会もキリスト者一人一人も奮闘されています。しかし、孤軍奮闘になりかねません。そういう中で、東海地区において福音放送協力会が組織され、「荒野で叫ぶ声」として世の光放送伝道がなされていることは感謝であります。一人でも多くの人に永遠のいのちが届きますように。