コラム

目からウロコ?鼻から牛乳? 世の光・メッセンジャー 水谷潔

「サグラダ・ファミリアが完成したら?」

 アントニオ・ガウディが設計し、着工から百年以上経った今も、未完成の教会サグラダ・ファミリア。スペインのバルセロナにあるその礼拝堂は、未完成にもかかわらず世界遺産に認定されています。そこでクイズです。このサグラダ・ファミリアは完成したら、礼拝堂以外には、何になるでしょう?

正解は「楽器」です。礼拝堂が一つの楽器となり、神様をほめたたえるのです。巨大な礼拝堂の中、遠く離れた48もの鐘がシンクロして、一つの旋律を奏でるのですが、ガウディは百年以上前に、文明の発達により、それが技術的に可能となると予測していました。

 キリスト教会も二千年前から予測していました。いいえ、確信し、文字通り、それに命を賭けていました。イエス様が再び来られ、救いの業が完成する際には、全世界に賛美が響き渡ることを。全世界が一つの楽器のようになり、主をほめたたえることを。そこに至る途中経過に生きる者として、日々、最終的な希望を覚え、主を賛美して歩みましょう。

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