コラム

巻頭言「届け!キリストの福音!」

活けるキリスト一麦教会 牧師 菅家庄一郎

 私はOMFインターナショナルの宣教師として1995年から2007年までカンボジアで奉仕をしていました。現在は名古屋をベースにOMF北東アジア地区国際主事という立場で奉仕をしております。

 カンボジアでは1975年から1979年のポルポト政権の時代に170万人くらいの人々が命を落としました。国中が強制収容所と化していたカンボジアにも福音が短波放送を通じてカンボジアに届いていました。FEBCがフィリピンからカンボジアに向けて福音放送を届けていたのです。今はヴォイス·オブ·ラブ(愛の声)という名前でカンボジア国内から福音放送が継続されています。

 田舎に住むカンボジア人の多くは農民です。字が読めない方もあります。彼らは農作業の合間にラジオを付けて福音放送を聞くのです。聖書の文字は読むことはできなくても、音声なら聞けるというカンボジアの人々が、今も福音放送を通してキリストに立ち返っています。

 日本においては、ラジオという媒体はもう時代遅れではないかという話も聞きます。しかし、長距離トラックの運転手の方々や深夜や早朝に仕事をしながら「世の光」を聞いている方もおられることでしょう。また、放送時間には寝ていても、インターネットで後から聞くこともできます。よい時代になりました。

 ラジオ放送には動画にはない魅力があります。それはリスナーの想像力を掻き立てるということです。動画では絵や状況を見るのでそれ以上想像することはできません。しかし、ラジオ番組の場合は、リスナーが想像力を働かせて聞きます。

 「世の光」で話される先生方は、3分間という時間制限の中で、人々がキリストに目を留めるように工夫して毎回話してくださいます。これからもますます主がTBAを用いて、ラジオ放送でなければ届くことのできない人々にキリストの福音を届ける使命を果たしていかれますように祈ります。

 「しかし、信じたことのない方を、どのようにして呼び求めるのでしょうか。聞いたことのない方を、どのようにして信じるのでしょうか。宣べ伝える人がいなければ、どのようにして聞くのでしょうか。」ローマ人の手紙10章14節

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