コラム

11月号 巻頭言「届ける」

榊原康成 シティリジョイスチャーチ 牧師

 「宣べ伝える人がいなければ、どのようにして聞くのでしょうか。」ローマ人への手紙10章14節

 私は教会の早天祈祷会で「世の光」を初めて聴きました。毎日、新鮮なみことばのメッセージが流れていることに驚きました。何年か経ち、このTBAの働きに加わることになりました。私は広報誌の「TBAだより」をモノクロ紙面からカラー紙面に変更する担当となり、より読みやすい誌面を作ることを目指しました。皆さんに放送を聴いていただくために、そして放送を安定して届けるためにTBAだよりが用いられることを願っています。

 TBAだよりのレスポンスには、東海地域だけではなく遠く群馬、東京、滋賀、島根などからのお便りが毎月届いていることが掲載されています。

運営委員の担当者の手に届くお便りは数通ですけれど、その背後にはたくさんの方が聴いておられることがわかります。東海地域だけではなく遠くの町に住む方々の耳に心にメッセージは毎日届いています。これは本当に驚くべきことです。

 ラジオは、古くてそして新しいものと私はずっと考えています。昔は高いビルが建つと雑音が増えてしまいました。今はデジタル放送となり音も格段に良くなりました。またスマホやネットなど様々な機器と方法で聴くことができます。でも大切なのは聖書からの大切なメッセージが毎日、新鮮なみことばの糧として届けられていることです。そしてその糧はとても遠くの場所にまで届いています。

 毎朝聴きたいと願う人がおられ、思いがけずラジオから流れてきた聖書のメッセージを初めて聴く方もおられます。通勤やお仕事での運転中に聴いてくださっている方もおられます。こんなにも広く多くの方に福音を伝え、伝え続けることができる方法はとても大切です。昔から届けられていて、これからも新鮮なメッセージを届けることができるラジオ放送は古くて新しい、いつも新鮮なメッセージを届けることができるのです。

 イエス様の愛を伝えるために、ラジオの働きはとても大切です。これからもたくさんの方に聴いていただきたい、聖書のメッセージに驚き、感動して福音を信じる入り口の一つになって欲しいと祈っています。また様々な事情で礼拝に集うことができない方の元へも届けたいと願っています。

これからもたくさんの方の協力と支援によって届け続けたいと願っています。

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