コラム

目からウロコ?鼻から牛乳? 17「好き×6≠愛してる」 水谷潔師

大学生に恋愛と結婚の違いをお話した時のこと、一人の女子大生から「『好き』の最上級は『愛してる』ではない」との応答をいただきました。そこで思い出したのが「好き、好き、好き、好き、好き、好き、愛してる」と歌うアニメ「一休さん」のテーマソング。「好き」を六回バージョンアップすれば「愛してる」に変わるわけではありません。「好き×6≠愛してる」なのです。聖書によれば、「愛してる」は「好き」の最上級でも最終バージョンでもありません。むしろ、両者は基本的には別物と考えるべきでしょう。

ヨハネの福音書4章に登場する「サマリヤの女」は「好き」を5回バージョンアップしても、「愛している」に到達できずにいました。「恋の達人にして愛の破綻者」であった彼女は、イエス様に出会い、主の愛を知り、恥じることなくその愛を証しして、サマリヤのリバイバルの発火点となりました。「好き×6≠愛している」を心に刻みながら、彼女のように主の愛を受けた者として、その愛を人々の前に証しできればと願います。

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