コラム

東 賢作 日本バプテスト宣教団 知多のぞみキリスト教会 牧師

 

「私に語り続けて下さる神」  

「世の光」ラジオ放送、毎日、楽しみに聴かせていただいています。私は、日々更新されて語られるメッセージを聴かせていただく時、深い感動を覚えながら、あることを思いました。それは「私達の神さまは、語りかけ続けて下さる神さまである」ということです。

 ラジオメッセージの電波は、たとえ私がラジオの電源をオフにしていたとしても確実に我が家に届いています。それと同じように、神さまの語りかけて下さるみことばは、いつも、私に届けられているのです。たとえ、私が心を閉ざし、聞く耳をもたない場合でも、神さまは一方的な愛をもって、私に対し、個人的に、聖書を通して、いつも、語りかけ続けて下さっている。神さまは「世の光」放送を通して、ご自身の姿を私に教えて下さっています。

 私はかつて、この神さまからの語りかけをずっと無視していました。牧師家庭に生まれた私でしたが、高校時代はパンクロックに明け暮れ、教会にはほとんど行きませんでした。そんなある日、カナダから来た宣教師に出会いました。彼女はある時、エレミヤ29章11節を開いて「神さまは賢作に素晴らしい計画を持っているよ。そのことを覚えていてね。」と言いました。けれども、私は彼女を無視し、嫌いになりました。その後、私は大学を辞め、ミュージシャンを目指しましたが、身体を壊し、バンドも解散してしまい、生きる指針を失いました。「おれの人生、どうなるんやろ?」絶望の中でもがいていた時、宣教師を通して3年も前に聞いたあのエレミヤのみことばが突然、心に響いてきたのです。その時、私は「神さまが今なお自分に語りかけていて下さる」ということを知りました。そして思わずこう祈っていました。「神さま。今までごめんなさい。どうか僕の人生を導いて下さい。」主はご自分のみことば通り、私を今日まで導いて下さっています。この生ける主のみことばが今日も私達に届けられていることを主に感謝します。「主はみことばを送って彼らをいやし、その滅びの穴から彼らを助け

出された。」詩篇107篇20節。

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