コラム
目からウロコ?鼻から牛乳? 32 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔
32 「三谷幸喜流・壁にぶつかった時の対処法」
人気劇作家の三谷幸喜さんは、徹夜しても、脚本を一行も書けないことがあるそうです。しかし、三谷さんは、壁にぶつかった時は、完成間近であることが多いことを経験的に知っているので、「ゴールは近い」とポジティブに考えて、壁に向き合うのだとか。
宣教師スタンレー・ジョーンズは「トンネルに入ったら、最短距離を進んでいると思え」と語ったそうです。これも、信仰経験が生み出した知恵の言葉なのでしょう。聖書もⅠコリント10:13で「試練は、必ず脱出の道とセット」だと約束しています。
「壁にぶつかる」、「トンネルに入る」、「試練が訪れる」と、どれも、それ自体は喜ばしいことではありません。しかし、そのことが、「ゴールが近いこと」、「最短距離を進んでいること」、「脱出の道を備えておられる神様の真実さ」を指し示しているとしたら、失望してしまうのは、気が早すぎます。むしろ、その向こう側に待ち受ける恵みを信じて、希望を捨てずに、壁に向き合い、トンネルの中を進み、試練の中で練られてゆきたいものです。