コラム

目からウロコ?鼻から牛乳?21 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔師

「覚王山日泰寺に学ぶ?イースターの恵み」

19世紀末のこと、インドで歴史的大発見がありました。一人のイギリス人がお釈迦様の遺骨を発見したのです。やがて、その遺骨は、仏教国タイの王様に寄贈され、さらに日本にも分骨されました。実は、名古屋市内にある覚王山日泰寺は、その遺骨を安置するために建てられた日本で唯一の超宗派のお寺なのだそうです。

古来、お釈迦様の遺骨は「佛舎利」と呼ばれ、信仰の対象とされてきました。それに対して、イエス様の遺骨「基舎利(?)」はありませんよね。それはそうでしょう。お墓は空で、イエス様はよみがえり、昇天されたのですから、地球上に遺体も遺骨も存在しません。

仏教とキリスト教の大きな違いは、きっとこの遺骨の有無にあるのでしょう。4月に「覚王山」という地名を見聞きしたら、イースターの恵みを思い起こしたいですね。

万が一、「イエス様の遺骨、基舎利が発掘されました。礼拝すると祝福がありますよ。」なんて勧誘があったら、ご注意ください。それは、間違いなく「ホネホネ詐欺」ですから。

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