コラム

目からウロコ? 鼻から牛乳?  世の光・メッッッセンジャー 水谷 潔

「赤子泣いても蓋取るな」

 この春は、中高生キャンプで野外炊飯を体験。そこで、野外炊飯経験50回以上という女子高校生から聞いたのは、「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな」の意味。諸説あるようですが、それは、私には初耳でした。何でも、お釜から流れ出る米汁を「鼻水」と呼び、この鼻水が流れる様子が「赤子泣く」なのだそうです。そして、米汁が渇いて、お釜の肌に張り付いたら、最高の炊き上がりで、蓋を取るとのこと。
  「渇いたら、出来上がりなんだ!」と感動しながら思ったのです。「そう言えば、神様も僕たちの涙が乾いてから、働き始めることがあるよなあ。涙流して祈っている間に働いてくださったらいいのに。でも、ダビデの詩篇なんて、そんなのばっかりだしなー」
  神様の深いご愛、それゆえの信仰の訓練を覚えながら、思いついたのは、「赤子泣いても」のパロディー。「めぐみウルウル、愛燦燦、神の子泣いても、蓋取らず、涙渇いて、蓋を取る」。涙の祈りが応えられぬ時も、神様の真実な愛を信頼して歩みたいものです。

カテゴリー