コラム

10月号 巻頭言「寄り添ってくれる存在」

Migiwa ゴスペルシンガー

愛知県に拠点を移して4年目になりました。

生まれも育ちも神奈川でしたが、今ではこちらでの暮らしにもだいぶ慣れました。

音楽の伝道活動を始めた初期の頃から、PBAの番組には何度も出演させていただき、その度に全国から反響のメールなどをいただき感謝でした。

こちらに来て東海放送伝道があることを知り、昨年の10月名古屋で行われたTBAのイベント「秋フェス」では、東海人になった私を招いてくださいました。

会場に到着し、関東時代から馴染みのあるスタッフさんや司会の江橋さんの顔を久々に見れて、とても嬉しかったのを覚えています。

また東海地区の先生方もパネラーとして来られ、とても感謝なお交わりでした。

集会には会場いっぱいのお客様が来られ、前半はコンサート、後半はトークショーで、ラジオについてざっくばらんに意見が飛び交う楽しい時となりました。全体的に堅苦しくなく、笑いに溢れたゆるさがとても良かったです。

その数週間前、TBAから事前アンケートがあり、ラジオについてのいくつかの質問が送られてきました。そこで改めてラジオについて思いを巡らせる時となりました。

10代の頃、初めてハマったラジオがJ-waveでした。引きこもりで悩みもがいていた時期でしたが、DJの声がすぐ近くにあり、傍らにいてくれる友達のようでした。好きだった洋楽も多く流れていたので、音楽的にも大きく影響を受け、思春期の私にラジオは欠かせないものでした。

音楽活動を始めた後も、PBAの番組をポッドキャストで聞き励ましを受けていました。一人でいてもMCの方々の間に自分も座り、相槌を打ったり笑ったり、一緒に話しにまざっているように錯覚することがあり、試練や孤独を感じる時には、私の大きな心の支えでした。

テレビは別世界を傍観する受け身ですが、ラジオは自分も中に入っている、寄り添ってくれる、私にはそんなイメージです。

TBAもきっといま孤独の中にある誰かに寄り添う存在であると思います。

愛の神様がいつも共にいてくださることがTBAの放送を通して、この東海地区の方々に広く届いていきますように。心からお祈りしています。

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