コラム
目からウロコ?鼻から牛乳? 世の光・ジェネレーションX・パーソナリティー 水谷潔
56「下駄職人の座右の銘」
あるテレビ番組が一人の下駄職人の仕事ぶりをレポートしていました。レポーターから座右の銘を尋ねらたその職人は、師匠でもある父親の言葉を紹介しました。それは、こんな言葉です。
「脱いでホッとする下駄でなく、履いてホッとする下駄を作れ」。
「履いてホッとする下駄」と聞き、マタイ11章の28~30節の言葉を思い出しました。「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」とイエス様は私たちを招かれます。そして、「あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。」とご自分のくびきを負うように命じます。しかし、そのくびきは「そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」 とある通り、安らぎを与える負いやすいくびきなのです。
聖書によれば、イエス様と負うくびきは、「外してホッとするくびき」ではなく「つけてホッとするくびき」のようです。このことを心に留め、春の訪れを待ちながら、安らぎのうちにイエス様とくびきを負って歩みましょう。