コラム
巻頭言 「「誰に」から始まるクリスマス」
活けるキリスト一麦の群 一麦ゴスペルチャーチ 牧師 山下義道
メリークリスマス!主の誕生を心よりお祝いします!
2025年は物価上昇や人手不足、AIの発展など、社会の変化を痛感する年でした。
宣教の働きにおいても大きな変化を感じています。教会は以前は専業主婦がメインの層だったように思います。
しかし、今の日本に専業主婦はほとんどいません。平日の午前に何かの活動をしようとしても、乳幼児のお母さん、シニア世代の中に動ける人がいるというところでしょうか。
私たちの教会では4月からゴスペルの活動を始めました。平日の午前です。
専業主婦が少ない中で人が集まるだろうかと心配しましたが、少しずつ集まってきています。その層は独身20~30代、フリーランスや経営者、在宅ワークで時間の自由が利く方など。同じ平日の午前という時間帯でも、その層は変わってきています。
多様化した社会の中で、福音宣教も多様化したアプローチが求められています。
同じアプローチでも、そこに当てはまる対象が実は変わっていることもあります。
「何を」届けるかだけではなく、「誰に」届けているのかをもっと意識していきたいと思わされます。「誰に」から始めて、「何を」届けるのかを研ぎ澄ませることができたら、きっともっと手に取りやすいかたちで福音を届けられるのではないかと思うのです。
TBAの継続的な働きによって、教会に行っていなくても福音を聞いている人が必ずいます。朝が早いシニア層、長距離ドライバー、昼夜逆転生活をしている若者など。どうしたらそういう人人たちに福音を届けることができるでしょうか。今は興味さえ持てば、スマホを使ってどれだけでも聖書を知ることができます。天の御国は近づいて、ポケットの中に、いやもうすでに、手に掴んでいるほど近くにあります。すでに福音を聞いたことがある人、自分なりに調べて聖書の価値観に共鳴している人たち。そのような人たちに教会はどのようにアプローチしていけるのか、そんな時代に入っているのだと思います。
主が羊飼いや東方の博士たちに向けて、彼らにこそ届く方法で救い主の誕生を伝えたように、「誰に」から始まるクリスマスにしていきましょう。