コラム

2013年7月巻頭言 矢作キリスト教会 神尾鋼行師

「ほかの人々は、ひとりもこの交わりに加わろうとしなかったが、その人々は彼らを尊敬していた。」使徒5章13節
 最近、使徒の働き5章13節が心に留まっています。
 復活後のイエスを目の当たりにし、聖霊の力をいただいてペテロたちは大胆に宣教しました。「金銀は私にはないが、…イエスの名によって歩け」という使徒3章の出来事に代表されるように、ペテロたちの宣教は大きな波紋を呼びます。
 人々はすぐにペテロたちの仲間になって、共に信仰の歩みをしたのだろうと思うのですが、使徒5章13節には「ほかの
人々は、ひとりもこの交わりに加わろうとしなかった」とあります。遠巻きに見ていた多くの人々がそこにいます。が、その人々は彼らを尊敬していた」とあります。一歩も二歩も後ずさりをして、遠くからペテロたちを見ている人々が多くいるということでしょう。でも、決して批判的ではなく「尊敬していた」のです。
続く14節では、「そればかりか、主を信じる者は男も女もますますふえていった」というのです。ペテロたちと行動を同じくすることはできなくても、キリストを信じるていく人々は多くなっていったことがわかります。

 東海福音放送の宣教の働きも、使徒の働きの時代と同じようではないかと感じます。
 福音宣教のためにいろいろなことをしても、まだキリスト信仰を持っていない人々は、なかなか信仰の交わりに加わってこようとしません。しませんが、反対しているのかというと、そうではありません。教会の宣教活動を尊敬していたり、関心をもって、そっと見守っている人々がたくさんいます。
 教会にはまだ行きたくないが、聖書の話は好きだ、聞いてみたい。聖書を読んでみたい、という人々は多くいます。

 東海福音放送協力会は、理事会で、向こう一年の世の光放送の継続ができると判断しまし、東海福音放送協力会総会に議案としてだしました。総会では、祈りのうちに可決されました。具体的な運営指針を含めて、運営委員会に委ねられました。
 ぜひ、ひとりでも多くの方が今年キリストを信じる信仰に導かれるようにと願います。ともに祈り、世の光放送を活用していきましょう。

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