コラム

目からウロコ?鼻から牛乳? 世の光・メッセンジャー 水谷 潔

「タコとイカの墨の違い~煙幕、分身、身代わり」

 あるテレビ番組で知ったのですが、タコの墨とイカの墨は似ているようで大違い。タコの墨は、いわば煙幕で、敵の視界を遮ります。一方、イカの墨は、忍者の分身の術のよう。墨で自分の分身をつくり、敵にそれを襲わせ、自分は逃げるのです。吐き出された墨はイカの姿のような長細い長方形となり、栄養価も非常に高いため、敵は分身を食べるのだとか。イカの墨が、うまみが強く、料理に使用されるのもそのためだそうです。

 このことを知って、思ったのです。「クリスチャンは罪の結果である滅びを免れているけど、タコともイカとも違うなあ」と。煙幕を張り、神様の目から罪を隠したのではありません。分身をつくり、罪の罰を負わせたのでもありません。イエス様は、私たちを愛し、神であられるのに人となり、分身ではなく生身の体をもって、ご自身のいのちを身代わりに差し出され、全人類の罪の報いを受けられました。さらには、差し替えにご自身の真のいのちまでくださったのです。煙幕でも分身でもない身代わりの恵みに感謝しましょう。

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