コラム

東 正明 日本バプテスト宣教団 津バプテスト教会

「たましいの救いのために」

 「TBAたより」の読者の皆さまに、Ⅰペテロ1章8節のおことばをもってご挨拶申し上げます。「あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見てはいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています」

見たことがないけれども、イエス・キリストを愛し、信じることが許されたお恵みに感謝しています。ことばに尽くすことのできない栄に満ちた喜びでたましいは踊っています。私は、このみことばを開き教会に新年の挨拶をいたしました。ことばに尽くすことができない喜び、それは主イエスの十字架にすべてがあります。「ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。」(Ⅰペテロ2:23)。

主イエスの「十字架の御業」のゆえに私たちは「たましいの牧者であり監督者」のもとに帰ることができました。十字架上の主イエスの沈黙に圧倒されています。

最初に聞いたキリスト教ラジオ放送は中学年生のとき、58年程前です。どの番組であったのか覚えていません。難波良介牧師(故人)に、「少し早く起きてラジオを聞いたらよいぞ」と言われてラジオにスイッチを入れました。聖書の言葉が短時間で明快に語られていて聞き入りました。聞いた話を牧師に報告したこともあります。大阪で生活していたときは近放伝のキリスト教放送を聞くこともありました。

牧師として遣わされた教会では羽鳥明師のメッセージテープを揃え、求道者や教会員の信仰の祝福を願って貸し出しました。津市に来てからは「でんわ世の光」に耳を傾けています。教会員に「TBAだより」を配布。「世の光」を勧めています。「ラジオ世の光」「でんわ世の光」などがきっかけとなり、見えない方を見えるがごとく信じて「たましいの牧者であり監督者」のもとに帰る人がいることを願いお祈りしています。主にご栄光がありますように。

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